膝の痛みを、”成長痛”で片付ける病院は、どうなの？！

皆さんは、成長痛という症状をご存知だろうか？

小学生高学年から中高校生までの成長期に、起こるもので。筋肉が骨を引っ張り、骨を盛り上げ、痛みが軽い時は、押さえたら痛むくらいなんだけれど、ひどくなれば、走れない、歩けないくらいまでなる。

踵や膝によく起こり、特に膝のオスグッドという症状が多い。

これは、整形外科学的に言えば、骨の成長に対し、筋肉の成長が遅いために、筋肉が骨を引っ張り、はがすようになると言われるものである。確かに、この定義は間違ってはいない。しかし、ほとんどの整形外科や、接骨院などの治療院では、それで片付けてしまう。

最近も、中学生のバレーの女子生徒や、小学生のサッカーをしている男の子が、病院で成長痛と診断された。診れば確かに成長痛。しかしその原因を探ることなく、炎症を引かすための電気治療や、筋肉をほぐすためのマッサージくらいの対処療法だけで、症状は善くならないという。

これが、普通の一般的な医療なのだけれども、僕に言わせれば、そんな診断や処置なら素人でもできるんじゃない？と思ってしまう。

はっきり断言すると、成長痛なんてありえない。確かにそういう状態になっている子はいるけれど、遺伝でもなく、手に負えないことでもない。そこには必ず何か原因があるのだ。

筋肉の方が成長が遅れて、骨が先に成長するなんてことは、体のバランスがよければ絶対に起きないこと！それを、ただの対処療法で済ますなんてもってのほか。

からだを診れば、筋肉が伸びてこない原因が必ずあって、それは、その子その子それぞれ違うけれど、多くの場合、小さい時の発育の時の問題がきっかけになっている。それは、目に見えて目立った問題でなくても、ほとんどのケースで診られる。

胎児の時や、赤ちゃんの時の小さな緊張が残っていることが原因で、その子の体幹の筋肉に力が入りにくくなる。その状態でスポーツなどをすれば、手足ばかりに頼った動きをする。そのため、手足の筋肉の張りが強くなり骨を引っ張ってしまうのだ。

そして、もう一つが栄養の問題。バランス良く食べているようで、現代の食生活は栄養失調になりやすいのが現状。栄養の問題は、成長期の子供たちが一番影響を受けてしまいます。手足の筋肉の緊張は、その二つの原因によりより悪化してしまうということ。

この二つの原因が、ほとんどのケースで診られます。そのことを、きちんと診れることができなければ、成長痛の施術はできません。原因を診ないで、表面的な対処療法ばかりしていることが、その子や親御さんいとっていいこととは僕は思えない。

そこまでしっかりと、体を診るためには、それだけの診れる技術と、処置ができるないといけない。そういうことをするためには、保険内の安い金額ではできないし、逆を言えば、保険内だけの施術でやっているところは、そこまでのことは絶対にしていない。

その原因を診て、体を芯から善くしていくことが、手足の症状を善くすることだけでなく、脳の活動を活発にし、疲れにくい体、怪我をしにくい、しても治りやすい、また、将来の病気の予防にまで繋がる、一生に左右することにつながるのです。





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