2011年5月20日金曜日

人の”治る力”は、すごい

足首のねんざでは、サポーターや、テーピングをしたり、
また、腰痛だとコルセットをされたりと、
「何かを巻く」というケースはよくあると思います。

足をひねってしまった時や、
ぎっくり腰をした時などもそうですし、
長年、何かを巻いている方もおられたりします。

そういった方々のおからだを診させていただき、
治療させていただいていると、
以外に、サポーターやテーピング、コルセットなどの、
いわゆる、“巻くもの”がなくても、
十分によくなることが分かってきました。

もちろん、そういったものを使うことは、
からだの症状をラクにしてくれることもありますし、
よくなるほうへ導いてくれることもあります。
私の治療院でも、そういうものを使うこともあり、
なくてはならないものです。

でも、それに頼らなくても、よくなるケースは少なくなく、
もし、巻かなくてもよくなるのであれば、
そのほうが、ラクだと思います。

出来るだけ、そういった患者さんの負担を減らし、
ラクによくなっていただきたいと思い、
治療させていただいています。

例えば、常識で考えれば、
明らかにテーピングなどの固定が必要な状態でも、
からだ全体のゆがみや、バランスを整えていくことで、
不思議とラクに歩けるようになったり、
何かを巻かなくても動けるようになることがあります。


その時は、逆に私の方が「人のからだはすごいな」と、
実感させてもらっているかもしれません。

私も、以前はそういったものを患者さんによく使って(巻いて)、
治療させていただいていましたが、
患者さんのおからだがよくなれば、
巻くものに頼らなくてもいいということに気付かされました。

人のからだの、「自分で治す力」に日々驚かされています。

常識で考えていると、常識とおりの結果しか生まれませんが、
可能性を信じて行くことで、常識を超えた結果が生まれる時があります。

そういった意識が、患者さんもそうですが、
私たち治療させていただく側も大切になってきますね。