もちろん大人にも大切ですがが、
特に、赤ちゃんには大切なこと。
リラックス。
脱力。
― リラックス・脱力ができると ―
この、リラックス、脱力ができることは、
脳や、神経、内臓、筋肉など、
からだのすべての活動の基になります。
押したり、引いたり、
筋肉が作り出す力強い動きも、
リラックスや、脱力から始まります。
緊張した状態からでは、
うまく力を出し切れません。
リラックスできた状態からだと、
ダイナミックな力、ダイナミックな表現が出来ます。
ダイナミックな筋肉の動きは、
重いものを持つことや、
スポーツでの動きだけに限りません。
ピアノの演奏も、
自分が描きたい絵を描くことも、
好きな歌を歌うことも、
楽しくしゃべることも、
どんなことでも、
筋肉が動いています。
しかも、そこに自分を表現するということが入ってくると、
筋肉も神経もより活動的になります。
筋肉が動いています。
しかも、そこに自分を表現するということが入ってくると、
筋肉も神経もより活動的になります。
リラックスするいうことは、
『自分が表現する』ことのすべてにつながってくるのです。
『自分が表現する』ことのすべてにつながってくるのです。
そして、赤ちゃんの表現と言えば、
泣く、笑う、声を出す、
おっぱいを飲む、
ウンチをする、
手足を動かす・・・。
ことです。
そして、赤ちゃんのリラックスは
その、泣く力、
声を出す力、
おっぱいを飲む力、
手足を力強く動かす力、
蹴る力、
ウンチを出す力、
からだで表現するその子のすべての力を引き出します。
しっかり泣けること、
しっかりおっぱいを飲むこと、
しっかりウンチをすること、
しっかり手足を動かすこと。
そのことが、これからの大きな成長につながっていきます。
大人になって、自分をしっかり表現できること。
それは、赤ちゃんの時のリラックスから始まります。
― 緊張とリラックス ―
現代は、情報社会。
外からは、いろんな情報が入ってきます。
また、スピードの時代でもあります。
外(他人のことや、情報など)を強く感じる時、
人は緊張の状態になります。
(本当のリラックスではありません)
その反対に、本当の自分を感じている時、
リラックスの状態になります。
(リラックスしないと本当の自分は感じられません)
そして、急いでくる時、
焦っている時、緊張しています。
ゆったりとした時間、
ゆったりとその空間を楽しんでいる時、
人はリラックスしています。
緊張が悪いわけではありません。
バランスが大切なのです。
周りをみれば、
緊張になりやすいものに、あふれていて、
普通に生活しているだけで、
勝手に緊張側に傾いています。
だから、リラックスすることで、
バランスが取れて来ます。
赤ちゃんの過ごしている環境も、
自然なものばかりではありません。
耳から入ってくるもの(音)、
口から入ってくるもの(味)、
鼻から入ってくるもの(香り)、
からだで感じるもの(振動など)。
人工的なものは緊張を作ってしまいます。
― 赤ちゃんはもっと柔らかい! ―
私が、自分の娘に赤ちゃんの体操を続けて、
気付いたことは、
「赤ちゃんて、こんなに柔らかいんだ」
ということです。
もともと硬かったわけではありません。
いつも、抱いたり、触ったりしていて、
「赤ちゃんて柔らかいな」
と思っていたくらいです。
でも、体操をしてからの柔らかさといったら、
それ以上。
ほんと、とろけるようなからだになっています。
また、表情も。
もともと、いい表情をしていましたが、
その体操の後の顔といったら、
とろけるような何とも言えない、
輝いたように見えるほどの表情になる時があります。
そして、これが「赤ちゃん本来の状態」
なんだなと思いました。
もともと、表情も穏やかで、
おっぱいもよく飲み、
ウンチもよくして、
よく寝て。
そんな、問題ない状態でした。
もちろん、環境も悪くないと思います。
でも、体操後の柔らかさや、
表情をみて、
知らず知らずのうちに、
こんな小さい子にも、
緊張が入ってきているんだなと思いました。
― 親が出来ること ―
でも、現代社会に文句を言っても何も始まりません。
現代にしか体験できない、
いいこともたくさんあります。
自分にも、赤ちゃんにも、
悪いものを排除することは大切ですが、
きりがありません。
だから、そのあたりは出来る範囲にして、
後は、リラックスできることを、
取り入れてあげること。
親と赤ちゃんがリラックス出来ることで、
いい方法があれば、何でもいいと思いますが、
やはり、赤ちゃんはからだから緩めてあげるのが、
とてもいいと思います。
また、親と子のスキンシップにもなります。
親と子が、目を合わせて、
肌と肌で触れ合う時間は、
とても楽しくて心地いいもの。
赤ちゃんが喜ばないわけがありません。
そして、からだを触ることで、
その子の、今のからだの状態が分かります。
その子の硬いところ、柔らかいところ。など。
からだって、その子、その子で違います。
その子のからだの個性を知ることが出来ます。
そして、その日その日の体調も分かりやすかったり、
その子の硬いところ、柔らかいところ。など。
からだって、その子、その子で違います。
その子のからだの個性を知ることが出来ます。
そして、その日その日の体調も分かりやすかったり、
また、からだの正しい知識も分かれば、
からだに問題があった場合も、早期に見つけることもできますね。
― 親と子は鏡 ―
そんな体操をしながら思うことは、
一番大切なことは、
親自身だなということ。
私自身がリラックス出来て、
バランスよければ、
子供たちも安定しているし、
穏やか。
私自身が、
人生をイキイキと楽しんでいれば、
子供もラク。
子供が不安定な時。
だいたい、
親の自分たちが
不安定になっていますね。
でも、それは悪いことではないと思います。
まずは、それに気付くことが大切。
気付くためには、子供と向き合うことであり。
夫婦で向き合うこと。
それは、赤ちゃんの時から始まります。
からだを触りながら、
その子を感じる。
その子を感じながら、
自分を感じる。
向き合う時間。
触れ合う時間。
感じ合う時間。
そんな時間て幸せですね。
やっぱり、体操っていいな。
そう思います。
― 脳にいい ―
体操はとてもやさしいものです。
無理なことはもちろんしません。
その子その子にあった、
やり方で行います。
硬くてもいいのです。
少しづつ、その子が喜ぶように行います。
緊張が強すぎる時、
はじめは、泣いたり、嫌がる場合もたまにありますが、
そんなときは、ゆっくり繰り返ししているといつか喜んできます。
基本的にはその子が喜ぶようにしてあげます。
その子が不快な時は、緊張します。
その子が喜ぶことは、からだを緩めます。
脳科学からも考えられた体操を、
私なりに、少しアレンジした方法です。
脳性マヒなど、障害のある子供を
治すことを目的に始まった体操で、
それが健常者のこどもにもすごくいいということで
行われているもの。
脳科学の教授さんが、
その体操の効果を立証しておられます。