2012年4月3日火曜日

ちょっと待って!歯の矯正!

歯の矯正をしている方は、多いですね。
でも、皆さん歯の矯正をするとどうなるのか、
あまりご存じではないようです。

もちろん、見た目がよくなったり、
かみ合わせがよくなる。という、メリットは知っていると思います。

でも、歯の矯正をすることで起きる、
デメリットのことは、あまり知らないのではないでしょうか?
デメリットはいろいろあるのです。

歯は、アゴや頭蓋骨についています。
その歯を固定するということは、
頭蓋骨も固定することになります。
頭蓋骨を固定すると、大変なことになります。

頭蓋骨を固定すると、
頭蓋骨の動きを止めてしまうことになり、
からだの様々なところに不具合が出て来ます。
頭蓋骨はわずかですが、
動いているんですから。


???


頭蓋骨が動く?



と、お思いでしょう。



頭蓋骨は骨ですよ。動くはずがないでしょ。



いえいえ。年齢などにもよりますし、
大きな動きではないですが、
僅かながら頭蓋骨は動いているのです。

死んだ人の頭蓋骨は、
昔の木の電信柱のように乾燥し、
硬い骨。という感じがしますが、
生きた人(生体)の頭蓋骨は、
樹液がしみわたる木ように、しなりがあります。


特に、頭蓋骨の一部の骨は、
腕や足のような骨とは、作りが違っていて、
柔軟性があるものもがります。


また、頭はいくつもの骨が組み合わさって、
一つの頭蓋骨になっています。
その一つ一つが、縫合という、
ギザギザになった面が、
歯車のように噛みあわさって出来ています。

そして、頭蓋骨のなかにある脳。
その脳を包んでいる膜が
膨らんだり、縮んだりする動きに合わせて、
頭蓋骨も骨のしなりと、縫合によって、
呼吸をするようにわずかに動いているのです。

歯を固定すると、頭蓋骨を固定することになり、
脳を包んでいる膜を固定することになります。
その膜は、脳から脊髄まで包んでいるので、
背骨から骨盤まで届いています。

結果的に、脳を包んでいる膜が緊張し、硬くなり、
それが、背骨を伝って骨盤の傾きやゆがみなどになります。

歯の矯正をしている人の、
腰痛や肩こり、けがなどの症状の多くは、
歯の矯正から来ていることがしばしば。

特に、成長段階にある子供たち(幼児、小・中・高校生)は、
頭蓋骨に柔軟性があるため、
また、骨も成長段階であるために、
影響は大きいのではないでしょうか?

歯医者さんはあまりお勧めしないとは思いますが、
歯の矯正には、
固定する方法だけでなく、
マウスピースをつけるという方法もあります。
その方が、時間はかかると思いますが、
安全で支障が少なく出来ると思います。

また、歯並びの原因は、
歯だけではありません。
頭蓋骨のゆがみ、
また、全身のゆがみも関係します。
全身をみないで、歯だけを無理やり矯正していまうのは、
からだへの負担はとても大きいものになります。

そして、子供の発達や成長も大きく影響します。
そのあたりもしっかりと子供さんと一緒に考慮されること。
メリットと、デメリット。両方あることを知った上で、
選択されることをお勧めします。

大切なおからだです。
皆さんにとって医療がマイナスにならないよう、
プラスになることを願います。

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