2015年12月5日土曜日

1ミリも妥協しない人から、思うこと。



昨晩、NHKの番組、プロフェッショナルに出演されていた、山形の日吉歯科、熊谷崇さんを見て、徹底した予防医学へのこだわりが、同じ医療に携わっているものとして、とても共感するところがありました。


今現在、どこの歯科でも、虫歯治療だけでなく、虫歯にならないための予防治療が進められていると思います。


それは歯科だけでなく、どの医療でも予防医学が少しづつ広まりつつあります。


でも、熊谷さんの映像を見るとその予防へのこだわりがハンパないのが分かるし、これまで戦って来られたのが伝わってきました。


虫歯をすぐに削れば、治療回数は少なくて済むんだけど、それをしてしまうと、また再発したり悪化しやすくなるので、まずはしっかりと、口の中をケアしてから削る。


一見、「そんなのどこでもやってるよ」という感じですが、この方はそれを一ミリも妥協してない。


その結果、その地域の高齢者の多くが、たくさん歯が残っているというんです。20本以上残っている人が多いと。


施術場面では、クライアントさんにしっかりと向き合い、その場しのぎ的でなく、その方の人生にとって最も最適な方法をお伝えし、理解されている様子だった。


その伝わった分だけ、結果につながっているんだと思います。


熊谷さんからにじみ出るその信念が、「この人に診てもらいたい」と、思われるんだなと感じました。


僕たちも、同じことが言えます。


ほとんどの病院や、治療院では、


「少しでも安く、少しでも少ない回数で」という、クライアントさんの意向ばかり重視した、施術をしている、


僕はそれは、クライアントさんの人生をしっかり考えているとは思えない。


クライアントさんへの人気取りや、目先の自分たちの利益しか考えていないと思うんです。


そんなことをしていると、根本の問題は先送りされ、表面的にだけ善くなる。


そんなその場しのぎ的なことばかりしていると、再発しやすいだけでなく、そこから見えてくる、将来の病気のタネや、大きなケガになる小さな原因を見過ごしてしまい、気が付いた時には、手遅れになってしまったりする。


この番組でも、熊谷さんは唾液からガンを発見する共同研究をされていました。


僕たちの施術でも、全てではなくてもカラダが発している、信号やサインから、将来の病気のタネを読み取ることができる。


全てが分かるわけではないが、大掛かりな医療機械がなくても、分かるものは沢山あるし、病院で見過ごされている、問題が分かることも多くある。


これから。というか今、僕たちの施術は、歯科と同じように、ケガをしないための予防医学や、虫歯にならないための予防医学だけでなく、そのから見える将来の病気の予防につなげことが大切で、それが本当にクライアントの人生を考えた、施術だと思っています。


そして、少しづつでも予防医学が広がりつつあることは、この熊谷さんのようなクライアントさんとしっかり向き合って、戦って来られた人たちのお陰だと感じます。


クライアントさんに嫌われるのが嫌だからとか、来なくなるとと困るからではなく、しっかりと向き合いブレないで進んでいくことですね。


でも、これって普通は怖いんです。怖いからしたくても出来ないと、いうのが現実。


しかし、本当の医療を求めている人は、僕は少なくないと思っています。


そして、そういうことに気付くキッカケに僕たちが関われるとこが大切ですね。





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