2012年3月19日月曜日

シビレの治療

手や腕がしびれたり、
足や腰がしびれたり、と、
しびれの症状も様々です。

病院などに行くと、
手や腕のシビレであれば、首を疑って、
首のレントゲンなどを撮られることが多いと思います。

また、足のしびれの場合は、
腰のレントゲンを撮ることが多いでしょう。

しかし、レントゲンを撮っても、
原因がよくわからなかったり、
もし、ヘルニアなどがあっても、
手術を勧められたり、
手術をするほどでなければ、
牽引や、くすりなどで症状の観察ではないでしょうか?

当院に来られる患者さんは、
そのような、診断や治療を受けても、
善くならなかったり、もっと原因が知りたいということで、
来られることが多くあります。



では、しびれの原因は、
本当に首や腰だけなのでしょうか?


そんなことはありません。


しびれるということは、
神経が通っているその経路の間の、
どこかに圧迫されている可能性があります。

(もちろん、シビレには、
圧迫だけでなく栄養的な問題や、
血流などの問題の場合もあります。)


もし、手の指にしびれを感じているのだあれば、
首から手の指先まで全体を診ていかなくてはいけません。
それは、首かもしれないし、肩かもしれないし、
胸かもしれないし、腕かもしれません。


その経路で、どこに圧迫を受けているのか?
それを見つけ出し、そこの圧迫を取り除いて行くことが、
大切になってきます。


ですから、もし腕に問題がある場合に、
首ばかり治療しているというのは、
ポイントがずれているということです。
症状が治る可能性は薄いでしょう。


まず、神経を圧迫しているところはどこにあるのか?
探っていきそこを取り除いてあげること。

そして、そのポイントが分かったら、
次になぜ、そこに圧迫を受けるようになったのか?
その原因となった、ゆがみやからだのねじれがあれば、
そこも整えていくことも、大切になってきます。


①神経が圧迫されているところを見つけ出し、取り除く
②その原因となった本当の問題(ゆがみやねじれ)を探し出し、整えていく


この二つが出来れば、
改善される可能性は高くなります。


ただ、しびれは、
整えばすぐ善くなるとは限りません。
整ってから時間差で症状が軽減してきたり、
また、首や腰などに変形などが原因の場合は、
改善しにくいこともあります。

しかし、原因を突き止めないまま、
あいまいな治療を続けていては、治るものも治りません。

放っておくより、1日も早く善くしてあげた方が、
からだも改善しやすく、ラクになるでしょう。


諦めず、ご自分のからだの可能性を信じて、
ラクなからだを取り戻しましょう。


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