2012年3月23日金曜日

乳児のからだ つづき

昨日の記事でお伝えした、乳児の運動ですが、
実際に受けてみて、
また、自宅で帰ってから行ってみましたが、
早速変化がありました。

子供の表情が明らかに明るく柔らかくなり、
からだも柔らかくなって、
やはり乳児の変化は早いな~と、
感心しています。

そして、もうこんなに小さくても、
適切な運動が必要なんだとも実感。
明らかに、その運動を喜んでいるかのように、
その子のからだと表情から、
伝わってきます。

適切な運動が、
神経と脳の発育に、
伝わっていることが分かります。
本人も気持ちいいのでしょうね。

そして、昨日受けている時に、
右の股関節が少し硬いと、
指摘を受けて、実際に診てみると、
確かに少し硬い。
治療家ながら、
その子のからだのことを見過ごしていました。

で、帰ってまたからだをみながら、
あっ。ここか?と、
股関節の硬さの原因に、何となく気がつき、
やってみると、即効。
答えは、右の耳にあり、また感心。

以前におっぱいを吐いたのが、
耳に入ったせいか?よくわかりませんが、
耳の中に白く湿って固まったものがあり、
それを気にしてか?
よく、その側の耳を下にして寝ていました。
そして、右耳が少し硬くなってきていたので、
治療でよくする、耳を柔らかく戻すことをしていました。
(もちろん耳の中にあったものは取り除いています)

最近、その耳の症状も治っていたので、
やっていなかったのですが、
からだのバランスをみて、
何となく、股関節の硬さの原因が、ここだなとピンと来ました。
で、早速触ってみると、すぐに変わりました。
驚くくらい、股関節が柔らかく回る。
やはり、乳児は早い。即効ですね。

またまた、乳児の変化の速さに感心し、
また、耳と股関節のつながり、
からだのつながりの面白さに感動。
からだって面白い。子供も面白い。

ただ、このケースでは、たまたま耳でした。
股関節が硬ければ、必ず耳というわけではありませんので、
誤解しないようにしてください。

股関節がもし硬くても、
その子その子で原因が違います。
また、先天性股関節脱臼や、
骨の形成の違いにより、
変わらないものもあります。
(ただ、先天性股関節脱臼などの問題には、
そこをかばってできる、からだのアンバランスさの修正には有効と思います。)

耳も大切なところですので、
この記事を読んでも、
ご自分で子供の耳を引っ張らないようにしてください。
もし、気になるようでしたら、専門の方に見てもらいましょう。

ただ、からだの面白さと、
からだの不思議なつながり。
また、乳児期、幼児期のからだの発育の大切さを
お伝えしたく記事を書きました。
筋肉や骨格の発育は、
神経や脳、内臓など、すべてにつながっています。

そして私自身、
今回、乳児や幼児のからだを見せてもらながら、
多くの気付きをもらいました。
自分の治療につながることもたくさんあって面白い。

からだはつながっているということ。
筋肉は筋肉だけをみるのではなく、
からだ全体の一部としてみること。
そして、神経や脳との関係の大切さを再確認。

本当に、筋肉は神経や脳など、
からだの中の様々な情報を提供してくれている窓口です。
痛みや、ゆがみなど、なにかからだに問題があっても、
ただむやみに揉んだり押さえたり、
適当な処置をからだに与えるのではなく、
症状は、からだからのサインととらえ、
それに適したことを自分に与えていくことが大切。

・・・などなど。
子供を通して、いろいろなことを再確認し、
面白さを提供してもらっています。

つづく・・・

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