2011年4月8日金曜日

からだのゆがみとは、

腰痛や、肩こり、首の痛み、など・・・。
いろいろな症状がありますが、
どの症状も、「からだのゆがみ」が関連しています。


からだのゆがみを、大きな建物や、ビルに例えると分かりやすく、

もし、大きなビルの足場となる土台が
たった1センチでも崩れていたとしたら、
10階、20階、30階・・・と、
上へ、行けば行くほど、ビルは大きく傾きます。
たった1センチの問題が、
最上階では、数十センチ、何メートルと、
大きな傾きになっているかもしれません。


そんな、傾いたビルを直そうと、
修理する業者がやってきたとします。

ビル本体を一生懸命、押したり、引っ張ったり。
でも、いくら頑張っても、なかなか直りません。
本当の傾きの原因となった、
足場(土台)の崩れを見落としているのです。

大きな傾きを直そうと、あんなに頑張ってやったのに、
結局は、たった1センチの問題をよくするだけで、
大きなお傾きも、いとも簡単に直ったりします。


からだも同じこと。
腰でも、ヒザでも、肩でも。
もし、大きなゆがみがあったり、痛みがあったとしても、
本当の原因は、たった1センチの土台っだたり、
自分では気がついていない別の関節や、
別のところにあったりします。


レントゲンやMRIを撮って、
もし、骨の変形や、ヘルニアがあったとしても、
それは本当の原因ではないかもしれません。
変形やヘルニア以外に、
それを引き起こす何かきっかけとなったものが、
どこかに隠れています。


もしかすると、変形やヘルニアが起きたところに、
過度の摩擦をうけていたかもしれません。
また、そこに、加重のかかりやすいバランスや、
ゆがみがあったかもしれません。


変形やヘルニアの原因が、
バランスやゆがみであれば、、
そのバランスやゆがみをよくしてあげることで、
症状は改善しやすくなります。

変形やヘルニアは変わらずそのままあったとしても、
そこにかかる摩擦や加重が減り、
不思議と痛みが軽くなることはよくあります。


また、栄養の問題も関係してきます。
何かの栄養が不足すれば、骨や軟骨に影響し、
変形やヘルニアを引き起こすことがあります。


消化不良や、
栄養の吸収の低下があると、
からだの隅々に、栄養がとどきにくくなります。


栄養は取っていても、吸収できる量が減り、
食事から取った栄養が、からだからスルスルと、
出て行っているいるかもしれません。

栄養を取っていないのではなく、
消化、分解、吸収が、出来ていないことは、よくあります。
その場合、消化不良をよくしたり、
栄養の吸収をよくすることは、最善の治療です。


消化不良や、栄養吸収の低下といっても、
ただ、胃腸が弱っているだけではなく、
これも、からだのゆがみが関係していることがあります。

もし、背中が曲がった姿勢を続けていれば、
お腹(内臓)は圧迫され、
腸の蠕動運動が低下したり、
内臓の血液循環が低下することはありますし、

腹筋、背筋のアンバランスがあければ、
腸の動きにも影響します。
その場合は、からだのバランスを整えることが、
栄養吸収を高め、症状の改善に繋がります。


このように、からだには、
本当の原因が隠れていることが多くあります。

ビルの1センチの傾きのように。
そういう原因を探してあげれば、
意外と遠回りのようで、
近道でよくなったりします。

対処療法で、”とりあえず”で、済ませていると、
からだのバランスはより複雑になり、
本当の原因も置き去りです。
再発の可能性も高めてしまうかもしれません。


そこを放っておく、1年後、5年後、10年後・・・。と、
本当の原因を探し出し、
そこをよくしてあげた、
1年後、5年後、10年後・・・。
では、とても大きな差が生まれてくるかもしれません。


長い目で、からだのことを考えるのは、とても大切です。
からだと向き合い、
からだの声に応えてあげることは、
今はもちろん、
先の幸せにもつながるかもしれません。


写真は、ウォーキング中に遭遇した、UFO。ではなく、熱気球。

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